高齢期の住み替えにおいて、必要となるケースが多いのが「身元引受人」です。アンジュプレイスにご入居いただく際も、三親等以内の親族、もしくは身元保証会社の利用をお願いしています。これは、暮らしの安全を確保し、将来起こり得る不測の事態に備えるための仕組みです。しかし、いざ「身元引受人をお願いしなければ」となったときに、どう頼んだらいいのか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。「迷惑をかけたくない」「頼みにくい」と感じて、せっかく安心できる住まいが見つかっても契約を先送りにしてしまうのは、とてももったいないことです。この記事では、身元引受人を頼むときの心構えや伝え方のポイント、そしてメールや電話での具体的な文章例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。なぜ身元引受人が必要なのかまずは「なぜ身元引受人が必要なのか」を整理しておきましょう。身元引受人は、日常生活の身近な世話を担うわけではありません。たとえば以下のような場面で必要とされます。医療機関への入院時に、連絡や意思確認をする必要がある万が一契約関連の確認が必要になったときに立会ってもらうご逝去後の葬儀や事務手続きについて、基本的な連絡窓口になってもらうつまり「ご本人の代わりに日常的に何かをしてもらう存在」ではなく、「もしものときに最初に連絡を受けてもらえる方」という役割です。そのため、相手に過度な負担をお願いするものではないことをきちんと説明することが大切です。アンジュプレイスでは、三親等以内の親族の方にお願いするのが基本ですが、状況によっては親族に依頼が難しい場合もあるでしょう。その際には、当社指定の身元保証会社を利用することができます。保証会社の利用料は発生しますが、これには葬儀費用なども含まれているため、決して無駄になるお金ではありません。むしろ「親族に大きな負担をかけない」という配慮として選ばれるケースもあります。「身元引受人」についてはこちらの記事でも解説しています。「身元引受人」とは?シニア向け賃貸・老人ホーム入居で求められる理由と役割を徹底解説 頼み方のポイント身元引受人をお願いするときは、相手に余計な負担を感じさせず、制度的な必要性を理解してもらうことが大切です。以下のポイントを押さえて伝えるとよいでしょう。なぜ身元引受人が必要なのかを説明する住まいの契約にあたり制度上必要であることをシンプルに伝える。身元引受人がどんな役割かを明確にする日常的な負担ではなく、もしものときの連絡先であると理解してもらう。どんな負担があるかを限定して伝える「定期的に何かをするわけではなく、限られた状況下で相談・確認に関わっていただく」ことを強調する。難しい場合は保証会社の利用を検討すると伝える役割のすべてを親族が背負わなくてもよいと説明することで、心理的な負担を減らせる。感謝を添える「引き受けていただけること自体が安心になる」と、相手への信頼と感謝を必ず伝える。メールでお願いする場合の例文件名:身元引受人のお願いについて〇〇さんへこんにちは。お変わりなくお過ごしでしょうか。今日は少しお願いがあり、ご連絡させていただきました。私自身、これからの生活をより安心して送るために、高齢者向けの賃貸住宅への入居を検討しています。その際、契約の条件として「身元引受人」が必要となるのですが、これは日常的なお世話をお願いするものではなく、あくまで制度上の役割になります。具体的には、もしものときに連絡先となっていただいたり、入院や契約内容の確認が必要な際にご相談させていただける存在としてご協力いただくものです。お手数やご負担をおかけするような場面は限られており、生活のサポートをお願いすることはありません。信頼できる方にお願いしたいと思い、真っ先に〇〇さんのお顔が浮かびました。もちろん、難しい場合は無理をせずにお断りください。その場合には、身元保証会社を利用する方法もあります。お手すきのときに、メールでもお電話でも結構ですので、お返事をいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。電話でお願いする場合の例文「自分:「こんにちは、〇〇です。今お話ししてもよろしいですか?」相手:「はい、大丈夫ですよ。」自分:「ありがとうございます。実はご相談したいことがあってお電話しました。このたび、高齢者向けの賃貸住宅に入居を考えているのですが、その契約の際に『身元引受人』を立てることが制度上必要なんです。」相手:「身元引受人って、どういうことをするんですか?」自分:「日常的なお世話をお願いするのではなく、もしものときに連絡を受けたり、契約内容で確認が必要な場合に相談に応じていただく、という限定された役割なんです。定期的に負担をお願いするようなものではありません。」相手:「なるほど…負担は大きくないんですね。」自分:「はい。もしも状況的に難しければ無理にお願いするつもりはありませんし、その場合は身元保証会社を利用する方法もありますので。ただ、信頼できる〇〇さんにお願いできたらとても心強いなと思ってご相談しました。」相手:「わかりました。少し考えてみますね。」自分:「ありがとうございます。ご検討いただけるだけでも本当にありがたいです。どうぞよろしくお願いします。」まとめ身元引受人をお願いすることは、「誰かに迷惑をかけること」ではなく、「将来の安心を前もって整えておくこと」です。そして、もし親族にお願いするのが難しければ、アンジュプレイスの場合には当社指定の身元保証会社を利用する方法が用意されています。頼み方のポイントを参考にしていただき、より穏やかな「これから」の暮らしを叶えていただければと思います。