荒川区の歴史・概要
荒川区の歴史は非常に古く、人々が居住し始めたのは今から2~3万年前の旧石器時代にさかのぼるといわれています1。縄文時代後期(約4000年前)の日暮里延命院貝塚や縄文時代前期(約6000年前)から弥生時代を中心とした道灌山遺跡などが発掘されており、台地上に人々の暮らした跡が見られます1。江戸時代には、徳川家康の江戸入城によって大きな変化がもたらされ、1594年に家康の命により「大橋」(現在の千住大橋)が架橋され、荒川の南北に「千住宿」が整備されました2。明治維新後は東京府に編入され、殖産興業政策により工場群が建設され、区内の近代化が進みました1。1923年の関東大震災を契機として区内の様相は急変し、都心部からの人口流入により農地は宅地化され、商工業の発展基盤が形成されました1。1932年、東京都35区制に伴って荒川区が誕生し、今日に至ります1。
主要な駅の概要
荒川区内には多くの駅があり、主要な駅は以下の通りです3:
駅名 | 路線 | 住所 |
|---|---|---|
日暮里駅 | JR山手線・京浜東北線・常磐線・京成本線・日暮里・舎人ライナー | 荒川区西日暮里2丁目19 |
西日暮里駅 | JR山手線・京浜東北線・東京メトロ千代田線・日暮里・舎人ライナー | 荒川区西日暮里5丁目22-1 |
南千住駅 | JR常磐線・東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレス | 荒川区南千住4丁目 |
町屋駅 | 東京メトロ千代田線・京成本線 | 荒川区町屋1丁目1-5 |
三河島駅 | JR常磐線 | 荒川区西日暮里1丁目6-10 |
また、区内には都電荒川線の駅も多く、荒川区役所前駅、荒川遊園地前駅、町屋駅前駅などがあります3。
高齢者の人数と推移・市区町村内の人口に占める割合
荒川区における65歳以上の高齢者人口の推移を見ると、平成25年(2013年)で46,266人(高齢化率:22.4%)が令和2年(2020年)では50,230人(高齢化率:23.1%)であり、7年間で約4,000人増加しています4。また、高齢者の内訳を見ると、平成25年の前期高齢者(65歳~74歳)は23,733人(51.3%)、後期高齢者(75歳以上)は22,533人(48.7%)でしたが、令和2年の前期高齢者は24,082人(47.9%)、後期高齢者は26,148人(52.1%)であり、後期高齢者の割合が前期高齢者に比べて高くなっています4。
2023年の時点での荒川区の高齢化率は22.8%となっており、全国平均と比較すると低い水準にあります56。地域別に見ると、尾久地区は高齢者人口が区内で最も多く1万3,000人を超え、日暮里や南千住も多く、両地域を合わせると高齢者人口は2万人近くに達しています5。
荒川区内の都営住宅の物件名や住所
荒川区内には多くの都営住宅があります。以下に主な都営住宅の一覧を示します7:
団地名 | 住所 | 住戸面積(㎡) | 間取り | 建設年度 |
|---|---|---|---|---|
荒川一丁目アパート | 荒川区荒川1-53 | 39 | 3DK | 1971 |
荒川七丁目仲道アパート | 荒川区荒川7-8 | 41-57 | 2DK-3DK | 1972-1975 |
荒川八丁目アパート | 荒川区荒川8-19 | 33-62 | 2DK-3DK | 1967 |
西尾久四丁目アパート | 荒川区西尾久4-6 | 38 | 2DK | 1973 |
西尾久八丁目アパート | 荒川区西尾久8-10 | 51-57 | 2DK-3DK | 1979 |
町屋五丁目第2アパート | 荒川区町屋5-17 | 51 | 3DK | 1973-1974 |
町屋六丁目アパート | 荒川区町屋6-22 | 32-74 | 1DK-3DK | 2000-2004 |
南千住二丁目アパート | 荒川区南千住2-33 | 42 | 3DK | 1971 |
南千住四丁目アパート | 荒川区南千住4-9 | 34-78 | 1DK-4DK | 1996 |
また、高齢者用区営住宅としては以下のものがあります8:
住宅名 | 所在地 | 参考家賃(円) | 備考 |
|---|---|---|---|
さくらハイツ南千住 | 南千住2-32-3 | 15,400-43,300 | 高齢者用 |
さくらハイツ町屋 | 町屋7-2-15 | 15,400-40,600 | 高齢者用 |
さくらハイツ小台 | 西尾久3-21-12 | 13,900-39,700 | 高齢者用 |
さくらハイツ西尾久 | 西尾久7-19-11 | 13,800-36,700 | 高齢者用 |
町屋五丁目住宅 | 町屋5-9-2 | 19,700-48,700 | 高齢者用・障碍者用 |
荒川区内の高齢者住まい相談窓口、地域包括支援センターの住所と電話番号
荒川区内には8つの地域包括支援センターがあり、高齢者及びその家族のあらゆる相談に応じています910:
地域包括支援センター名 | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|
南千住東部地域包括支援センター | 南千住4-9-6 南千住中部在宅高齢者通所サービスセンター内 | 03-3805-5702 |
南千住西部地域包括支援センター | 南千住1-10-1 第一コーポ1階 | 03-5604-5710 |
荒川地域包括支援センター | 荒川5-47-2 花の木ハイム荒川内 | 03-5855-3323 |
町屋地域包括支援センター | 町屋7-10-6 さくら館内 | 03-3894-3568 |
東尾久地域包括支援センター | 東尾久3-31-8 リリーハイツ1階 | 03-5855-8513 |
西尾久地域包括支援センター | 西尾久1-32-8 小林ビル1階 | 03-3893-3555 |
東日暮里地域包括支援センター | 東日暮里3-8-16 | 03-5615-3171 |
西日暮里地域包括支援センター | 西日暮里1-49-10 1階 | 03-3807-3828 |
荒川区内における高齢者向けの補助金
荒川区では高齢者向けに様々な補助金制度を実施しています:
1. 高齢者補聴器購入費助成事業
加齢による老人性難聴の方を対象に、補聴器の購入費の一部を助成しています11。助成金の上限額は72,450円で、申請後に助成金決定通知書が届いてから補聴器を購入する必要があります11。対象者は荒川区内に住所を有する65歳以上の方で、聴覚障害の手帳を持っていない方です11。
2. 高齢者住み替え家賃等助成事業
良質で防災上にも優れた住宅に転居する高齢者や取り壊し等により立ち退きを求められている高齢者の世帯に、転居後の家賃等の一部を助成しています12。対象となるのは、70歳以上のひとり暮らしまたは70歳以上の方とその配偶者若しくは兄弟姉妹で構成されている世帯で、2年以上継続して区内に居住していることが条件です12。
3. 高齢者住宅改修給付事業
介護保険の要介護等認定申請を行った荒川区内に住所を有する65歳以上の方で、高齢により身体機能に障害があるなどして日常生活が不自由であり、自宅での自立した生活を支えるために住宅改修が必要と認められる方を対象としています13。工事費用の90%(上限37.9万円)が助成されます14。対象工事には、手すりの取付け・段差の解消、浴槽の取替え、流し・洗面台の取替え、便器の洋式化などが含まれます14。
4. 見守り活動と緊急通報システム
荒川区では、独居高齢者の孤独死問題に対して、見守り活動の強化や緊急通報システムの導入を進めています6。地域包括支援センターが中心となり、地域のボランティアや民生委員と協力し、高齢者の見守りを実施しています6。また、緊急時の対応や入居者相互の交流の相談役として、ふれあい協力員が居住する体制も整えられています8。
以上のように、荒川区では高齢者が安心して生活できるよう、住まいの確保や生活支援、健康維持のための様々な取り組みが行われています。高齢者向けの賃貸住宅も充実しており、地域包括支援センターなどの相談窓口も整備されています。