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高齢者向け住宅とは?分類やそれぞれのメリット・特徴について解説

高齢者向け住宅とは?分類やそれぞれのメリット・特徴について解説

公開日

2025/3/25

更新日

2025/7/24

高齢期を迎えるにあたり、自宅での生活に不安を感じ始めたり、将来に備えて住み替えを検討されたりしている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、「高齢者向け住宅」の種類や特徴を詳しく解説し、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、状況に応じたおすすめの選択肢をご紹介します。

高齢者向け住宅とは?

高齢者向け住宅とは、一般的に高齢者に向けて配慮が施された住宅のことを指します。

主には、室内がバリアフリー設計であったり、見守りサービスが付帯されていたりと、高齢者が暮らしやすいように設計されています。

ただし、言葉として明確に定義されているわけではなく、その種類や解釈も多岐にわたるため、事業者によって意味する範囲が異なる場合がある点にご留意ください。

本記事では、東京都福祉局が発刊するパンフレットの「あんしん なっとく 高齢者向け住宅の選び方」内の分類を一部参考にして、高齢者向け住宅の種類とそれぞれの違いについて解説をしていきます。


参照:あんしん なっとく 高齢者向け住宅の選び方|広報・刊行物|東京都福祉局

高齢者向け住宅の分類について

まず、高齢者向け住宅や施設の種類を理解するにあたっては「住宅系」と「施設系」の大きく2つに分けられることを覚えておきましょう。

「住宅系」は入居する際に賃貸借契約を締結することになるため、あくまでも"居住スペース"の提供が主となります。

そのため生活支援サービスや食事などの高齢者向けサービスはあくまでも上乗せといった位置づけで、利用を希望する場合には個別に契約が必要となっています。

一方、「施設系」は住居と生活における様々なサービスが一体的に提供されるため、契約方法は賃貸借契約ではなく、利用権契約が採用されます。

本記事では、介護認定を受けておらず自立に近いシニアにおすすめの「住宅系」の高齢者向け住宅についてご紹介していきます。

1 ) サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

「サービス付き高齢者向け住宅」(以下、サ高住)は「住宅系」に分類されます。

バリアフリー化された住宅であることに加えて、安否確認サービス・緊急時対応サービス・生活相談サービス等の付いた住宅として、「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」に基づき、都道府県等に登録された住宅です。

入居を希望される場合にはそれぞれの住宅を運営する法人に申込みをすることとなります。

情報を得るためには、一般社団法人 高齢者住宅協会が運営するサービス付き高齢者向け住宅情報提供システムで検索したり、都および区市町村の高齢者住宅窓口などからも紹介してもらうことができます。

なお、サ高住の登録基準としては、以下の項目があげられています。

規模・設備

・各専用部分の床面積は、原則25㎡以上。ただし、居間、食堂、台所その他の住宅の部分が高齢者が共同して利用するため十分な面積を有する場合は18㎡以上。

・各専用部分に、台所、水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室を備えたものであること。ただし、共用部分に共同して利用するため適切な台所、収納設備または浴室を備えることにより、各戸に備える場合と同等以上の居住環境が確保される場合は、各戸に台所、収納設備または浴室を備えずとも可。

・バリアフリー構造であること。

サービス

ケアの専門家※が少なくとも日中建物に常駐し、状況把握サービスと生活相談サービスを提供します。

※ケアの専門家=● 養成研修修了者 ● 社会福祉法人・医療法人・指定居宅サービス事業所等の職員 ● 医師 ● 看護師 ● 准看護師 ● 介護福祉士 ● 社会福祉士 ● 介護支援専門員

サ高住は賃貸契約に基づく住宅であるため、介護が必要となった場合は、外部の介護サービスを利用する必要があります。

上記の他にも各都道府県によって登録要件が異なるため、標準的に提供される物件の設備や内容はお住まいのエリアによって相違があります。

2 ) 高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)

高齢者向け優良賃貸住宅(以下、高優賃)は、2001年に公布された「高齢者の居住の安定確保に関する法律(旧法)」等に基づき、都道府県の供給計画の認定を受けて建設されています。

サ高住と同じく、高齢者が生活しやすいようにバリアフリー設計となっていて、緊急時の通報システムも備えられています。

一方で、生活相談サービスについては認定要件にはなっていないため、サ高住とは異なるポイントの一つです。

また高優賃では、入居者の収入に応じて家賃減額を受けられる制度があり、この点でもサ高住とは異なっています。

なお、2011年に法律が改正されてから、高優賃は前述の「サービス付き高齢者向け住宅」に統一されました。

ただし地域によっては制度と残っている場合もあり、都内では葛飾区のホームページでは案内も残されています。ご興味のある方は、現在お住まいの自治体にお問い合わせください。


参照:葛飾区高齢者向け優良賃貸住宅|葛飾区公式サイト

3 ) 住宅確保要配慮者向け賃貸住宅(セーフティネット住宅)

住宅確保要配慮者向け賃貸住宅(セーフティネット住宅)は、高齢者、障害者、子育て世帯など、住宅の確保に配慮が必要な方を対象とした賃貸住宅です。

「新たな住宅セーフティネット制度における住宅確保要配慮者向け賃貸住宅の登録制度」において、住宅確保要配慮者※の入居を拒まない住宅として登録された住宅を指します。

※ 入居対象者の範囲は登録された住宅によって異なります

各都道府県等では、オーナーによって登録された住宅の情報を、住宅確保要配慮者の方々等に広く提供します。その情報を見て、住宅確保要配慮者の方々が、住宅に入居を申込みできる仕組みになっています。

あわせて、家賃債務保証制度や家賃補助制度などを用いて、住まいにお困りの方の入居を支援する仕組みがあります。

セーフティネット住宅は、高齢者だけでなく、様々な事情で住宅の確保が難しい方を幅広く支援する制度です。そのため、高齢者向けの設備やサービスの有無は、物件によって異なっています。


参照:セーフティネット住宅情報提供システム

4 ) シルバーピア(シルバーハウジング)

東京都では都営住宅として、その他の自治体では県営住宅として、各自治体に居住している方にむけた住宅が整備されています。

その中でも、東京都では高齢者にむけた住宅として「シルバーピア住宅」があります。その他の自治体では「シルバーハウジング」という名称にて展開されています。

室内には手すりや緊急通報装置が設置されており、すべてエレベーター付きの住宅となっています。入居者の安否の確認や緊急時の対応、入居に関する情報提供などのためにワーデン(生活協力員)、またはLSA(ライフサポートアドバイザー/生活援助員)と呼ばれる方々が団地内に居住または通勤しているのも特徴的なポイントです。

年2回の募集であり、都内の申込倍率は平均すると30倍程度にも及ぶため入居までのハードルは高めとなっています。

入居申込に際しては、所得額や居住年数など、一定の条件が設定されているため、詳細はお住まいの自治体のホームページでご確認の上、担当窓口にお問い合わせください。


参照:都営住宅入居者募集サイトポータルページ|東京都住宅政策本部

関連記事:高齢者でも都営住宅に入居できる?入居資格から申込方法まで徹底解説!

5 ) シニア向け賃貸住宅

シニア向け賃貸住宅は、高齢者向けの設備やサービスを備えた民間の賃貸住宅で、一般的な賃貸住宅に比べて高齢者向けの配慮がされている点が特徴です。バリアフリー設計や安否確認サービスなどが提供されている物件もあります。

しかし、サ高住や高優賃のような法的な基準がないため、どのようなサービスや設備が備えられているのかをよく理解するように心がけましょう。

なお、リコーリースのシニア向け賃貸住宅「アンジュプレイス」は、大きく3つの特徴があります。

ひとつは都内の駅徒歩10分以内の物件を揃えていることです。

高齢者向けでありながらも、まだまだ健康的で自立状態の方をターゲットとしているため、日々のおでかけがしやすいような駅から近い物件で展開しています。

2点目はエレベーターやオートロックのついた品質の良いマンションであることです。

通常、高齢者が借りられる物件となると築年数が古いアパートや戸建てのイメージが強いかと思いますが、「アンジュプレイス」はRC造(鉄筋コンクリート造)/SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)のマンションであるため、地震や災害に強く、セキュリティ対策もされており、長く快適にお住まいいただける物件となっています。

3点目はシニア向けサポートとして付帯するサービスが充実している点です。

サ高住や施設とは異なり、建物に専門スタッフが常駐しているわけではありませんが、24時間365日の駆けつけ体制を整えた見守りサービスや、2ヶ月に1回、社会福祉士などの専門スタッフが訪問して生活相談を実施する定期訪問サービスが付帯されています。

入居者ご本人だけでなく、ご家族にも安心いただける仕掛けを施しています。

6 ) シニア向け分譲マンション

シニア向け分譲マンションは、高齢者向けの設備やサービスを備えた分譲マンションです。

室内のバリアフリー設計はもちろんのこと、共用スペースにレストランや大浴場などが設けられている物件もあります。

シニア向け分譲マンションは、持ち家となるため、介護度に応じて自由にリフォームできるなどのメリットがあります。

しかし、購入にあたる諸費用や管理費などがかかるため、経済的な負担は比較的大きくなります。

まとめ


高齢者向け住宅には様々な種類があり、それぞれ特徴やサービス内容が異なります。ご自身の状況やご希望、ライフプランに合わせて最適な住まいを選ぶことが大切です。

東京都内の都心部で、利便性も維持しつつ安心な暮らしを送りたい方は、ぜひリコーリースのシニア向け賃貸住宅アンジュプレイスを検討してみてください。

今回の記事が、皆様の住まい選びにおいて、少しでもお役に立てれば幸いです。